憲法改正に伴う国民投票について調査をした所、半数以上がよくわかっていないことがわかりました。
今回は国民投票についてわかりやすく解説していきたいと思います。
いま特に憲法を改正した方がいいのでは?として取り上げられているのが憲法9条ですね。
戦争をしません。
戦力を持ちません。
国の交戦権を認めません。
という、俗に言う平和憲法と言うやつです。
しかし、時代にこの憲法がついていってないので、もっと現代に合った内容に変えた方がよいのでは?という事で騒いでいます。
そこで、憲法改正案が浮かんでいるのです。
憲法を改正するには「国民投票」を必ず行うように決められています。
国民投票ってなんですか?って事ですが、無理もありません。
だって今まで一度も行われた事がないんですから。
一言で言えば、「我々国民の投票によって賛成か反対かを決めるものですね。」
国民投票は最近で言えばイギリスが行いましたよね。EUを離脱するかどうかを国民投票で決めました。
国民投票は平成22年5月18日に「日本国憲法の改正手続に関する法律」と言うものが施行されて、今に至ります。
国民投票に至るまでにはまずはこんな工程があります。
①国会議員が憲法改正原案(最初の段階のアイデアですね)を提示します。
②これに対して衆議院が100人以上、参議院が50人以上賛成しますと次に進みます。
③今度は憲法審査会(国民投票に伴い作られた2007年に作られた機関です。)で調査が行われます。
④そして、調査などをして訂正したあとに、衆議院本会議(議員さんの意思が最終的に決まる会議)と参議院本会議で話し合われます。
⑤で、衆議院議員の2/3以上、参議院議員の2/3以上が賛成しますと国会に提出します。
⑥国会は立法権という法律を作る権利を持っているので、国会が発議(憲法改正しますよ!という事)します。
それから「国民投票」が始まります。(国会が発議してから2ヶ月後くらいに行われます。大体60日〜180日の間。)
長いですね。まだ続きますよ。
国民投票を行える有権者(投票が出来る権利を持っている人です。)は2018年6月20日になるまでは20歳以上の人に限られますが、それ以降は18歳から出来るようになります。
憲法改正をするには「有権者の過半数が必要」です。
有権者は今現在なら20歳以上の日本人ならだれでもそうです。しかし全員が投票をしに行くことはなかなかないですよね?
なので行かなかった人の分はカウントされません。
投票をしに行った有権者達の投票率で過半数を超えたら憲法改正となるのです。
例えば投票率が60%で賛成が30%を越えれば憲法改正です。
やり方は選挙と同じように行われます。
投票箱に票を入れる感じです。
書くのは賛成ならマルを書くだけ。
非常にシンプルです。
◯◯党の誰とかは入れないですからわかりやすいですね。
今後、国民投票が行われたら是非参考にしてみて下さい。
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ブログ管理人:大佐

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2018/05/02(水) | 政治のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)