カネミ油症事件とは?被害者団体連絡会を設立したニュースをわかりやすく解説して下さい



カネミ油症事件被害者団体連絡会を来年1月までに設立する考えを明らかにしました。

今回はカネミ油症事件についてをわかりやすく解説したいと思います。

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四大公害病は水俣病、新潟水俣病、四日市ぜんそく、イタイイタイ病ですが、こちらのカネミ油症事件は1968年に起きた最大の食品公害事件です。

福岡県北九州市小倉北区に「カネミ倉庫株式会社」という会社がありました。
倉庫業と食用油の製造をした1938年に創業した会社です。

食用油と言っても沢山ありますが、ここでは健康と美容に良いという文句で「米ぬか油」を販売していました。

米ぬか油って何?って事ですが、私達が食べる真っ白いお米はもともと玄米から削って作られたものですよね。

玄米は茶色い皮が付いているんですが、その皮には食物繊維などの沢山の栄養素が詰まっています。
これが「米ぬか」で、これを利用して作ったのが「米ぬか油」です。

英語では「ライスオイル」と呼ばれています。

事故はこの製造段階で起きました。

ライスオイルが入っている中には加熱したステンレスのパイプを通してあり、その熱でライスオイルの脱臭を行なっていた時です。

ステンレスパイプの中にはPCBと言う熱媒体(一定の温度に保持するための流体。)が入っていました。

PCBはポリ塩化ビフェニルの略称で、不燃性で沸点が高く、熱で分解しにくいと言った特性を持っていました。

その為に熱交換器の媒体(今回の様にステンレスのパイプの中にPCBを入れて加熱する方法)として使われていたのです。

しかし、このステンレスパイプに穴が空いてライスオイルの中にPCBが混入してしまったのです。

PCBは科学的にも安定している物質なので使われていましたが、その反面極めて強い毒性を持っていました。

強い毒性というのはダイオキシンの事です。

ダイオキシンはプラスチックなどのゴミを低温で燃やすと発生する毒性の物質です。小学校では一昔前までは焼却炉で燃やしてましたが、これが問題となり廃止されました。

このPCBダイオキシンがライスオイルの中に入ってしまい、これを購入した消費者に健康被害をもたらしたのです。

被害は福岡県や長崎県を中心とした西日本に広がりました。

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摂取した人には全身に吹き出物や頭痛や腹痛、手足のしびれや血尿が出て、また生まれてきた赤ちゃんの皮膚が黒く変色してしまったのです。

摂取した本人だけでなく赤ちゃんまでもが被害に遭ったのです。

その後原因が究明されて、被害者がカネミ倉庫と国に損害賠償などを求めたという事件でしたが、その後悲しい結末を辿った方も大勢いました。(ここでは割愛します)

これにより1万4千人が被害を受けました。

カネミ油症被害者団体は全国13団体ありますが、今まではそれぞれ独立した形で行なっていたので足並みが揃わない部分もありました。

しかし、これからは一つにまとまって国やカネミ倉庫などに救済交渉に臨む「カネミ油症事件被害者団体連絡会」(まだ仮称です)をする事にしました。

これが今回のニュースですね。
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2018/06/25(月) | 時事のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)

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