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フランスで黄色いベスト運動というデモが起こっている理由をわかりやすく解説して下さい



フランスでマクロン政権に反対する黄色いベスト運動が行われ続けています。
今回はこのニュースをわかりやすく解説して行きたいと思います。

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フランスでは去年(2018年)の11月半ば頃からずっとデモが起こっています。

その名は「黄色いベスト運動」です。

テレビをつけますと、このデモの参加者は蛍光色の黄色いベストを着用しています。なんでこんなものを着ているかと言いますと、デモの内容と関係があるからです。

フランスではこんな決まりがあります。
「車には蛍光色の黄色いベストを置かなくてはいけない。」

これは車がもし故障して外に出なくてはいけない場合に、目立つこのベストを着て車に轢かれないようにする為です。

また現場作業員(肉体労働をする道路工事をする人など)がよくこのベストを着ています。

デモとなんの関係があるかと言うと、この黄色いベストがデモを行なっている方達の主張を表しているからです。

そもそもデモに発展したのはフランスのエドゥアール・フィリップ首相(フィリップ首相は今のマクロン大統領が任命して首相となりました。)が2019年の1月から燃料税を上げると発表したのがきっかけです。

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実はすでにフランスの燃料税は2018年になって引き上げられています。

なぜ引き上げるのかといいますと、2017年に当選したフランスのマクロン大統領がこんな公約を掲げていたからです。

●2040年には化石燃料を使う自動車は廃止
●石油燃料を使用しないようにガソリン、ディーゼル燃料の値上げを行う
●電気自動車を普及させる

これらは地球温暖化対策として掲げられました。

この為、化石燃料の使用を削減しようとフランスの燃料税は2022年に向けて段階的に引き上げられる事になり、ガソリン、ディーゼル燃料の価格も上がる事となったのです。

特にディーゼル燃料は高くなります。

日本と違ってヨーロッパではガソリン車とディーゼル車の価格はあまり変わらなく、軽油よりガソリンが高いというわけでもないので、ディーゼル車も普通に人気です。

ですのでフランスでは60%ほどの国民がディーゼル車を利用しています。

また政府もディーゼル車の方が大気汚染対策として有効ということでディーゼル車を勧めていました。
(ディーゼル燃料の方がガソリンよりも二酸化炭素の排出量が少なく、実は排気ガスはガソリンの方が汚いです。)

しかし政府はガソリンよりも普及率の高いディーゼル車の燃料税を最終的には上げる予定にしているのです。

もちろんディーゼル燃料やガソリンだけでなく、化石燃料を使用したモノ全てが値上げするので、電気代も上がってしまいます。

これはいくら地球温暖化対策と言っても、国民は怒るかもしれませんね。

ただ今回のデモは燃料税だけが原因ではありません。長い間溜まっていた国民の不満が燃料税の値上げをキッカケに一気に爆発したという感じです。

フランスではこの他にも年金受給年齢の引き上げなど生活に直結する事を多く行って来ました。

このままでは暮らして行けなくなってしまう!

そして11月に24万4000人もの人が集まりデモが行われたのです。

ただニュース映像では、まるで全員が暴徒と化している様に映りますが、これは一部の人だけであって、全員がこのような状態ではありません。

現在では数万人(9日には約2万8600人程度)が集まってデモをしており、デモに国民も疲れ始めています。

これが今回のニュースですね。
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自己紹介
ブログ管理人:大佐
大佐
趣味は家の掃除からバイクまで幅広く。 当ブログの更新や若い方中心にニュースをわかりやすく解説しています。 広告主募集中!▶︎こちらからご連絡をお願い致します。

2019/03/19(火) | 国際事情のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)

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