全国統一地方選挙の前半戦が始まり、7日に投票が行われました。
今回はこのニュースをわかりやすく解説して行きたいと思います。
ここ最近、出勤時に駅前に行きますとなんやら「おはようございます!◯◯です!宜しくお願いします!」と、ビラを配っている姿を見られたと思います。
この方達は全国統一地方選挙に出る方達です。
選挙には大きく分けて2通りの選挙があります。
●国政選挙
●地方選挙(全国地方統一選挙)
国政選挙は国会議員を決める選挙です。こちらは有名どころですよね。
そして今回行われた地方選挙(全国地方統一選挙)は「都道府県の知事」や「市長(町長・村長)」、「市議会議員・町議会議員」、「衆議院議員・参議院議員の補欠議員」を決める選挙です。
都道府県知事とはその名の通り、各都道府県の中で統括する一番偉い人です。東京都知事だったら小池百合子さんがそうですよね。
市長(町長・村長も含む)とは、◯◯市とか◯◯町の仕事を行う責任者(執行機関ともいいます。)です。
市議会議員や町議会議員とは市長と密接に関係している人達です。
例えば市議会という会議で市長が「こんなことをしたい。お金はこのくらい使いたい」と提案するとします。
しかし、市長の一択で決められるわけではなく、市議会議員が市長の提案について話し合いをして、反対・賛成をしたりするのです。
その他に逆に市長へと議案を提出したり、市長にちゃんと仕事をしているか質問をしたり、市民の要望を伝えたりします。
これら地方選挙に出る方々を統一、つまり一斉に選挙をして決めて行くので、「全国統一地方選挙」と呼んでいるわけですね。
地方選挙は1947年から4年に1回行われていて、これが前半戦と後半戦の2回にわたって行われます。
前半戦は正に今頃で、4月の初めの週ぐらいに行われます。後半戦は4月の中旬を過ぎたくらいの週に行われます。
前半戦は都道府県知事と「政令指定都市(人口が50万人以上で政令で指定された都市。全国で20都市あります。大きい大都市のことですね。)」に指定された市長、市議会議員などが選挙で選ばれます。
後半戦は政令指定都市以外の市長や市議会議員、町議会議員(併せて衆議院議員、参議院議員の補欠議員も)なんかが選ばれます。
さて、選挙は一斉に行われると申しましたが、本来であれば各市町村長ごとに選挙をやればいいのに、なんで一斉に行うかのでしょうか?
それはバラバラにやってたら手間やお金がかかるわけですね。
例えば広告を出すにしても個別に注文するより、まとめて一気に注文した方が安くなるじゃないですか。
またバラバラにやると次は市長の選挙だ!次は市議会議員の選挙だ!と、選挙ばっかりあっては国民は混乱してしまいます。
そして特に一番重要なのが、みんなの関心を高める事にあります。
ちまちま選挙が行われていたら、皆さんは選挙にいきますでしょうか?
ただでさえ地方選挙は投票数が少なく、平均すると50%も行きません。今年の前半戦の投票率は44.10%でした。
もしちまちまやってたらさらに投票率は下がってしまうので、こうして一斉に行い、みんなの関心を選挙に向けさせているのです。
地方選挙は私達の生活と直接関わる重要な選挙です。
例えば住民税を納めて、その税金をどのように使うかを県知事や市長、市議会議員が話し合って決めるので、変な人を選ぶと自分達の生活がおかしな事になったりします。
ですので、私達がしっかりとした人物を見極めて決めて行かないといけないですね。
後半戦は4月21日からです。
これが今回のニュースですね。
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ブログ管理人:大佐

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2019/04/09(火) | 政治のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)