fc2ブログ

東京から屋久島に行ってキャンプして縄文杉を見に行く。⑫屋久島牙を向く



最近、屋久島が大雨に見舞われて登山客が孤立したニュースがやっておりますが、僕もあそこまでは酷くはないですが大変な事となりました。

「さあ、帰ろう。」

縄文杉に着いてから一瞬だけ太陽が顔を出して、なかなか良い写真が撮れたので帰る事にします。

帰りも登って来た時間と同じくらいかかると思うとウンザリしますが、自分の足で下るしか方法は無いとです。

20190520184433190.jpeg


★縄文杉豆知識
縄文杉は観光客が増えて根を踏むので、木の柵で今は囲まれています。
この人工の柵によって「観光地」と言う感じがどうしてもしてしまいます。

帰り始めますと、なんだか行きより雨が降っている気がします。
最初は気のせいかと思ってたんですが、どうやら違うようです。

ジーパンが洗濯して脱水した直後みたいになっています。

★縄文杉豆知識
・上半身にカッパを着ていれば、行きはあまりズボンは濡れません。(多分登りだからだと)
しかし、帰りは濡れます。
帰りに下半身のカッパを着るのが良いかと思います。

僕は前述でも述べた通り、上半身しかカッパを持って行きませんでしたからね。
そして持って来たとしても今更着ようとは思わないでしょう。

次第にジーパンが重くなります。

そしてついにあの重量級のブーツにも雨水が侵入して来ます。なんか、雨水吸い込んで違う色になって、さらに重さが増してます。

あんなに行きは平気だったじゃないか!
ジーパンとブーツの裏切りに会います。

というか、なぜジーパンで登ったのか今では皆目わかりません。
ブーツも意味わかりません。
なんでバイク用なんだ。バカか。

★縄文杉豆知識
・靴はほぼ確実にビショビショになります。
長靴でもない限りは雨を通しますから。
なので、最初から靴を諦める覚悟が要ります。
・それか上手に防水対策して下さい。長靴を履いてるガイドもいましたから、案外長靴も良いかもしれません。

20190520184405ba1.jpeg


たまに普通のYシャツで傘を持って下山してる人もいましたが、たぶんコンビニに行こうとして迷い込んだんだと思います。

無視します。

無言の下山が続きます。
雨は容赦なく振り続け体力を奪います。
腹が減ります。

★縄文杉豆知識
・縄文杉へ行く為の食料は多い方が良いです。
僕はフランスパンとチョコレート1箱しか持って行きませんでしたが、これはマネしちゃダメです。
・普通のお弁当に加えておにぎり、パンなど片手で食べれる食べ物が欲しいところです。
・ガイドが味噌汁を配ってるのを見ましたが、これは温まりますし、体力が回復します。塩分のある梅干しも重要なアイテムです。
・チョコレートなども大目に持って行きましょう。雨の下山は本当に辛いので、食べ物が気分を和らげます。

20190520184457693.jpeg


下山して行くに連れて雨はさらに強まります。
雨の中、下に下るのって結構怖いんですよね。

ようやくトロッコ道に出ます。

前にずっと一人で歩いてる青年がおり、抜きつ抜かれつ歩きます。
この青年とは後で運命的な出会いを果たしました。

途中で登って来た中年のオッサンの幽霊に出会います。
「楠木川行かれますか!?」と言われます。

なぜ、その質問を僕に急にしてくる?
しかも今からの時間で登山は無謀過ぎるし、なんだか変な格好してます。

これは多分幽霊なので、適当に相槌を打って下ります。怖いですね。

トロッコ道は途中から山から流れる雨で水没してます。

オイオイ・・本格的にヤバイな・・。
この時に靴は諦めました。

行きとは全然違う森の様子にビビります。
川なんて洪水の様になってますし、トロッコ道に上から滝の様に水が落ちています。

しかしココを通らないと帰れないので意を決して通ります。
電化製品と財布以外はここで全てを諦めます。

森が我々に牙を向きました。
自然こぇぇ。

自然の脅威にさらされてどうにか荒川登山口に着きます。

さて、バスにこれから乗るわけですが、なかなかバスは来てくれません。
これがかなり辛いのです。

★縄文杉豆知識
・荒川登山口への迎えのバスはなかなか来ません。
この間、濡れた体だと本当に寒いですし、風邪ひきます。(引きました。)
・荒川登山口には着替える所があるので、ここで乾いた服に着替えるのがベストです。その為、着替えを必ず持って行く事が良いです。
・ここでバスに乗る人達にプラスチックのタグが配られます。次に乗る人は青色のタグ、その次に乗る人は黄色のタグという様に、整理券がわりに配られます。


アカン、このままでは風邪引くわ!と、ビニールに入れていたユニクロのウルトラライトダウンを取り出し、更衣室で濡れた服を脱いで裸の上に来ます。

皆がいる中で、この一枚の下が裸だと思うと興奮してしまいます。

結局は風邪を引いたわけですが、しかし乾いた服を持っている事は非常に大事だと知りました。

二度といかないですが、もう一度行く時はさらにちゃんとした着替えを持ってく事でしょう。

30分程バスを待ち続け、ようやくこの山から解放されました。
スポンサーリンク


▼大佐のブログが本になりました。 2018071712381622c.jpeg
自己紹介
ブログ管理人:大佐
大佐
趣味は家の掃除からバイクまで幅広く。 当ブログの更新や若い方中心にニュースをわかりやすく解説しています。 広告主募集中!▶︎こちらからご連絡をお願い致します。

2019/05/20(月) | エンターテイメント | トラックバック(0) | コメント(0)

«  |  HOME  |  »

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL
http://bakademonews.com/tb.php/710-3beb3e78
 |  HOME  |