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金利を引き下げると経済にどんな影響を与えるの?をわかりやすく解説して下さい



7月31日にアメリカFRBが金利の引き下げを決めました。

今回は金利を引き下げると経済にどのような影響が起こるか?をわかりやすく解説して行きたいと思います。

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銀行やローンを組んだりする時には必ず「金利」が関わってきますよね。
銀行に預ければ僅かながらお金が増えて、ローンを組めば銀行から金利が取られます。

私達が銀行にお金を預ける場合、やはり金利が高い銀行の方が当然良いですよね。

しかし、金利はどこの銀行でも概ね一緒ぐらいの金利となっています。

この金利って誰が決めているのでしょうか?

金利にも沢山の種類があるのですが、基盤となっているのが「政策金利」です。

政策金利は中央銀行(日本なら日本銀行(日銀)、アメリカだとFRB(連邦準備理事会と言って中央銀行制度の最高意思決定機関))で話し合いをされて決められます。

中央銀行はこんな役割をしています

●紙幣の発行・・紙幣のみ発行してます。
●政府の銀行・・国民から集めた税金を公務員の給与や公共事業に出しています。
●銀行の銀行・・私達が普段使っている市中銀行から、お金を預かったり貸したりしてます。(私達は日本銀行に直接そのような事はできません。)

しかし、中央銀行の根底にある役割とは「物価の安定を図る」という役割があるのです。

お金とはまるで生き物みたいなものでして、放っておくと物価が異常に上がったり下がったりするなど経済が大変な事になってしまいます。

だから中央銀行が「こんな風な政策金利で行きますから市中の銀行もやってね」とコントロールするわけです。

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では次に景気の話に移りましょう。

一般に「好景気」という状態はどのような状態になっているかまとめてみましょう。

●会社が儲かっている
●会社が儲かっていると沢山の給料が貰える
●給料が沢山貰えると国民がいろいろとモノを買ったりサービスを受ける
●モノを買ったりサービスを受ければそれだけお金を払うから会社が儲かる

という状態です。

しかし、このループは永遠に続く事は「絶対にあり得ません。」

何故なら、企業は「多少高くても皆んな買ってくれるからもっと利益を出す為に高い値段で売っちゃお」と考えるからです。

国民も「給料沢山貰ってるから、ちょっとぐらい高くても買っちゃお」となります。

そうなるとモノやサービスの値段が徐々に上がって行きます。

そしてあるピークに達すると「高くね⁉︎」と気づき始めます。するとモノやサービスが一気に売れなくなり出します。

すると一転して「不景気」という、このような状態になります。

●モノやサービスが売れなくなる
●売れなくなると会社が儲からない
●会社が儲からないと給料が減る
●給料が減るからモノやサービスを買わなくなる

つまり景気が良すぎても危険だし、景気が悪くても生活が苦しくなるわけです。

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では、今度は好景気、不景気だった時にどのような政策金利をしていくか見てみましょう。

日本がバブル(好景気)だった頃、こんなエピソードがあります。

タクシーを捕まえる為に1万円札を見せびらかしたり、燃やしたりしてタクシーの争奪戦になったという話です。

タクシーを乗る為に何万円も払ったり、タクシー側も安いお金だと乗車拒否していたりしました。
これはお金が大量にあるからこそできる事ですよね。

つまり、モノやサービスの値段が高くてお金の価値が下がっているという状態なのです。

この状態を「インフレ」と言います。
そう、日本はバブル時代にインフレだったのです。

市場に大量にお金があると、皆さんが買いまくります。すると市場から当然モノがなくなって行きますよね。

モノがなくなっていくので皆さんは今度は買いだめするようになりますから、さらにモノがなくなっていくので物価が高騰して行きます。

これを防ぐために中央銀行は「金利を上げる」という政策金利をするのです。

金利を上げますと市場からお金がなくなって行きます。

なぜか?

現在の住宅ローンの金利は大体0.5%です。しかしバブル期の住宅ローンの金利は1990年には8.9%にまで上がりました。

銀行の金利はというと、現在は0.001%だったりしますが、バブル期は5%、郵便局の定期預金にあたっては8%もありました。

金利が高くなるとローンを組んでも金利が高いですから今度は消費者が買わなくなって行きます。

そして銀行に預けると沢山の利子がつくので預け出します。

さらに銀行からお金を借りたい人達も金利が高いのでお金を借りる人も減って行きます。

こうなると市場からお金がなくなっていき、急激な経済成長も緩和されるわけですね。

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不景気な場合の政策金利はまさにこの逆になります。

不景気だと財布の紐がかたくなり、モノを買わなくなります。そうすると市場にお金が回りません。

そこで金利を下げるわけです。

金利を下げてあげれば企業はお金を借りやすくなりますし、私達もマンションや家などを買いやすくなります。

企業は借りたお金で設備投資や新しい商品の開発をしたりして、これによって売り上げが少しずつ伸びて行きます。

こうしていくと市場にお金が回り、景気が良くなっていくのです。

FRBで金利を下げたのは、この所、中国との貿易摩擦などでアメリカの景気が下がって来てしまったからです。

そこで金利を下げて景気を回復しようとしたわけですね。

これが今回のニュースです。
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ブログ管理人:大佐
大佐
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2019/08/04(日) | 時事のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)

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