日本国内への持ち込みが禁止されている肉製品などが空港で摘発された件数が2019年では最も多い年となりました。
今回はアフリカ豚熱と日本への持ち込みが禁止されているモノをわかりやすく解説して行きたいと思います。
現在アジアで広がっているのがASF(アフリカ豚熱)と言う伝染病です。
アフリカ豚熱は豚やイノシシに感染する病気で発熱や食欲不振、身体から出血して死んでしまう病気です。
発症後、1週間ほどでほぼ100%死んでしまう恐ろしい伝染病で治療法はありません。これに家畜が感染してしまうと甚大な被害が及んでしまいます。
ですからこのような伝染病が広がらないように水際対策をしているのが空港などの持ち込み検査ですよね。
最近は政府で違法な肉製品の持ち込みに対する罰則強化を盛り込んだ法律の改正案を閣議決定しています。
内容はこんな感じです。
●入国者に対して肉製品を持っていないか質問。●必要な場合は強制的に手荷物を調べ、違法に持ち込んだ肉製品が見つかった場合には廃棄。
●個人の場合300万円以下の罰金。法人の場合は5000万円以下の罰金。
肉製品などの持ち込みは大体は中国、タイ、韓国からが多く、前年度と比べますと1万6000件ほど増えて11万件ほどの摘発がありました。
知らないで持ち込んでしまうというケースが多いようです。
ではここで海外に行って帰国時に罰金を払う事がないように、日本に持ち込みが禁止されているモノをちょっとみて行きましょう。
◾️肉類
はじめにあったようにアフリカ豚熱のような病原菌が付着している可能性がある事から肉類は内臓や血液なども含めてほぼ全部禁止しています。
◾️植物
植物は害虫などが付いている場合もあります。土が付いてる場合はもっとNGです。
植物の種もダメです。
(ただしOKのものもあったりするので確認が必要です。)
◾️果物
こちらも植物とほぼ同じ理由です。ドリアンなんかは臭いで禁止されていたりしますね。
(ただしOKのものもあったりするので確認が必要です。)
◾️乳製品
ミルクやクリーム、バター、チーズは禁止です。
ただ、プロセスチーズだけはOKです。(チーズは主にナチュラルチーズとプロセスチーズに別れますが、プロセスチーズは加熱させて作る為に菌が死滅してるからです。)
その他は絶滅危惧種の動物の皮とか剥製、危険物なんかは当然NGです。
持ち込みについてはかなり細かく決められておりますので完全に紹介はできませんが、こんな所になります。
今回はこのへんで。
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ブログ管理人:大佐

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2020/02/26(水) | 時事のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)