今週からまた冬型の気圧配置になり、かなり荒れた天気となりそうです。
今回は冬型の気圧配置(西高東低の気圧配置)についてわかりやすく解説して行きたいと思います。
まず気圧(大気圧)とはなんなのかを見て行きましょう。
空気中にある物体はいろんな所から空気の重さによる圧力を受けています。
私達ももちろん受けていますが、圧力を受けている感覚はないですよね。
空気は重さがないように見えますがしっかりと質量を持っています。
その証拠に、例えば100グラムのペットボトルの中に空気が入って蓋がしまっている状態とします。
(見た目はただの空のペットボトル)
ここから空気を抜いてベコべコにします。
すると質量が軽くなります。
逆にこのペットボトルの中に空気をパンパンになるまで入れてみますと質量が増えますから質量があるわけです。
気圧は何かというと、空気を全てやわらかいボールに例えます。
それを敷き詰めていくとこんな感じになりますね。①
上から重さで押されて圧力がかかってくるので、下にあるボールはより圧力がかかってくるというわけです。②
また標高が高いと空気が薄いですよね。
空気の量が少ないので高い所は圧力が低い(気圧が低い)低い所は圧力が高い(気圧が高い)となるわけです。
この気圧ですが私達は普段、1平方メートルあたり10トンかかっています。
じゃあ潰されちゃうじゃん・・・と思いますが私達は潰されていませんよね。
これは私達の体の中に空気が含まれていて、四方八方からかかる気圧に対し、内部で同じだけの気圧がかかってるので潰れないのです。
では天気予報でやっている「低気圧」「高気圧」と言っているのはなんでしょうか。
これはある地点での大気(空気)の重さを指しています。
空気の層が厚い場所は「低気圧」(空気が重い)で空気の層が薄い所は「高気圧」(空気が軽い)といいます。
熱気球を思い浮かべるとわかりますが温めると上空へ飛んでいきますよね?
だから暖かい空気は軽いので上空へ登って行きます。
そして上空で冷やされた空気は今度は重くなるので、「高気圧」から「低気圧」に向けて押し出されるために風が吹くのです。
改めて天気図を見てみましょう。
ロシアとかは当然寒い国ですよね。
だから温められた空気が寒い地域で冷やされて(高気圧)、押し出されていくので強くて冷たい風が吹いて特に東北地方などは荒れるわけです。
この気圧配置を「冬型の気圧配置(西高東低の気圧配置)」と呼んでいるのですね。
これが今回のニュースです。
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2023/01/16(月) | 時事のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)