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国会の委員会ってなぜあるの?懲罰委員会とはどんなところですか?わかりやすく解説して下さい



 国会で欠席を続けているNHK党のガーシー参院議員が、懲罰委員会にかけられることが決定しました。
今回は国会の委員会ってなあに?懲罰委員会ってどんな所?と言うニュースをわかりやすく解説して行きたいと思います。

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去年7月の初当選から国会へ一度も出席していないNHK党のガーシー議員が騒がれておりますが、このことで懲罰委員会がガーシー議員に処分を下すことにしました。

ガーシー議員はさておき、国会の委員会とはどのようなものなのでしょうか。

日本は衆議院、参議院の二院制(国会を二つの議院で構成する制度)ですが、この2つにはいくつかの委員会があります。
小学校でのクラスにあった「〇〇委員会」みたいな感じです。

衆議院は465人、参議院245人いますから例えば一つの問題について議論をしようとすると、これだけ人数がいれば何も決まりません。そこで小さな委員会を(グループ)を作っているのです。

例えば何かの問題について出ましたら、それにふさわしい委員会に回して審議をしてもらいます。
その委員会にいるメンバーは委員会室と呼ばれる部屋で「賛成」「反対」の意見を出し合って方針を決めて、決まったら今度は「本会議」と呼ばれる会議で話をして、多数決で決めていくのです。

この委員会には大きく分けて「常任委員会」と「特別委員会」の2つがあります。

常任委員会には基本的に同じメンバーで固定されている委員会です。
何か問題がある度に委員会を作っていたら大変ですし、決める時間も無駄ですからこのように固定メンバーで委員会を動かしているのです。

常任委員会にはこんな委員会が存在しています。
・法務委員会
・外務委員会
・懲罰委員会
・環境委員会
・文教科学委員会

基本的に大体国会で話し合うような内容のものを常任委員会においているという感じです。

一方特別委員会はその名前の通り、何か特別な話題が出て必要と認められたときに設けられます。
(ちょっと難しいですが、各会派の所属議員数の比率に応じて各会派に割り当て、各会派から申し出た者について、議長の指名によって、選任されることになっています。)

例えばこんな委員会があったりします。
・災害対策特別委員会
・東日本大震災復興特別委員会
・原子力問題調査特別委員会

臨時的というか常に起こっているような話題のものではないですよね。

さて、懲罰委員会ですが、この委員会は先にも書いてある通り常任委員会に入っています。
ここは議員の懲罰に関して行っている委員会で、ガーシー議員もここでこの議員をどうしましょうかと話し合われているというわけです。

もちろん懲罰委員会で審議された後に本会議で多数決をとります。
例えば戒告(法律上処罰とはならないが、注意する),陳謝(ごめんなさいしなさい),除名(議員を辞めさせる)といった事がきまります。

ガーシー議員が仮に除名となるには出席議員の2/3以上の同意が要ります。

これが今回のニュースですね。

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ブログ管理人:大佐
大佐
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2023/02/09(木) | 政治のお話 | トラックバック(0) | コメント(0)

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